ハーレー初心者が知っておきたいツインカム

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ハーレー初心者が入門編として知っておきたいのが、ツインカムと呼ばれるエンジンです。それまでのハーレーのエンジンは、ワンカム構造となっていました。しかしツインカムは、その名前からもわかる通り、カムシャフトを2本にしたのです。勿論、ハーレーの伝統である空冷45度VツインOHVは、カムシャフトが2本になってもそのままです。この改革によって、排気量はこれまでの1340ccから1450ccとなり、高速道路であってもストレスフリーなパワフルな走りを実現しました。

また、改革が行われたのはカムシャフトだけではありません。シリンダーフィンの表面積が増やされ、冷却効率がこれまでよりおよそ5割もアップしました。さらに、細やかな点火時期制御や、排気バルブの小径化に伴う混合気の完全燃焼を図る技術によって、厳しい排ガス規制を問題なくパス出来るようになりました。その為、今の時代に最適なエンジンと呼ぶ事が出来るでしょう。

排ガス規制は世界的に見ても、どんどん厳しくなっていますが、ハーレーはこれにしっかりと対応しています。そして排ガス規制に対応しながらも、低速走行から高速走行までスピードを問わず快適な走りを見せる、走行性能も高めて行っています。